DELL製ノートパソコン LATITUDE D531が何の前触れも無くある日突然電源が立ち上がらなくなりました。
良くある事なのかどうかウェブで検索したら似た様な事がある様でした。
DELLのノートパソコンが起動しません
DELLノートパソコンLATITUDE D610電源が入らない修理
メーカ修理費は新規パソコン購入と変わらないのが相場なので買い替えを考えましたが抵抗1個、コンデンサ1個でパソコン廃棄するのも忍びなく、念の為調査しました。
構造的には仲々良く出来ていて、分解するに当たり最初の取り掛かりが判りませんでしたがウェブで探すと
ノートパソコン分解清掃 DELL LATITUDE D505
が有り、参考にさせて頂きました。
最初の背面ヒンジ部のカバーを外すというのがポイントでした。
こういうウェブ情報は有り難く、その御礼を兼ねて編者の今回の経験を参考情報としてUPする次第です。
以下は編者の推測に過ぎず責任を負えないのであくまでも参考とし、パソコンをいじる場合には自己責任で行なって下さい。
結論的にはマザーボードのチップコンデンサPC173にヒビ割れが有りました。
(クリックで拡大)
コンデンサPC173を外しただけで電源は立ち上がる様になったので、PC173はバッテリー接続部の電源パスコンで、短絡状態になっていたと思われます。
念の為手元の適当なチップコンデンサを追加して完全復活。
バッテリー電圧19.5Vが常時印加されるので定格35V以上のコンデンサにしたい処です。
以下は後日談。
念の為DELL社に電子技術者であり、自己責任の交換である事を明確にしてコンデンサPC173の定格を問い合わせた処、
「公開資料無し、マザーボード交換、引き取り修理25,000円〜35,000円」
の意味合いの、想定の範囲ではあるものの”木で鼻”の回答でした。(工賃や送料も含めてこの価格なら安いかもしれません。以前ハードディスク交換で7万とのS社の見積。)
ほぼ毎日の様な売り込みメールや、顧客満足度向上の為のアンケートメールとやらを100回送って貰うよりも、コンデンサ1個の電圧/容量を1回教えて貰う方が遙かに満足度は高まるのに、と思うのですが。...
それにしても電解コンデンサならいざ知らず、さして稼働させていないパソコンのチップコンデンサがヒビ割れるというのは、流石”Made in China”と言うべきか?
それやこれやで編者の同社への満足度は若干DEL(L)eted...
(改訂 2016/03/01)