気泡緩衝材(プチプチ等)をスマートに減量する

業務用バブルプレス BPX2330のご紹介

1.バブルプレスとは
バブルプレスの外観写真 「バブルプレス®」はプチプチ®、エアーキャップ®等と呼ばれている気泡緩衝材を減容する、 「世界初」の気泡緩衝材減容装置です。

近年のSDGs(Sustainable Development Goals)「目標12.つくる責任つかう責任」の一環として、 従来ほとんどが焼却処分されていた気泡緩衝材についても、リサイクル、リユースしようという活動が盛んになってきました。
しかし、気泡緩衝材は大部分が空気で、リサイクル対象としては素材の量(重さ)の割に体積が大きく、運搬や保管場所のコストがかさみます。
つぶして体積を減らさないと、処分業者さんに引き取ってもらえない場合さえあるようです。

結論的には、気泡緩衝材のリサイクルには減容が必須ですが、その減容に適した装置は従来世の中にありませんでした。
自社開発を試みたが満足の行く結果が得られなかった、という事業所様も多いようです。

そのような中で、気泡緩衝材減容装置として開発されたのが「バブルプレス」であり、新しいジャンルの世界初の製品として 気泡緩衝材のリサイクルには必需品になる筈です。

【備考】
 バブルプレス  : 有限会社 プロエクシィの登録商標(登録番号 第6120898号)
 プチプチ    : 川上産業株式会社の登録商標(登録番号 第2622392号)
 エアーキャップ : 酒井化学工業株式会社の登録商標(登録番号 第2703891号)
2.業務用バブルプレス BPX2330の主な特長
(1)A3コピー用紙2枚分の狭い場所でも使用可能
 電源:単相AC100V、50/60Hz、1.6A、約160VA
 寸法:幅420mm × 奥行き360mm × 高さ535mm
 質量:約17kg
であり省エネ、省スペースです。

 AC100Vコンセントがあれば、A3コピー用紙2枚分程度の狭い場所でも容易に設置できます。
 但し、水や油等の液体、土や金属等の埃や粉塵の無い、清浄な環境でご使用下さい。

(2)「多層処理」と「バリ接合」によるリバウンドレス
 「多層処理」は気泡緩衝材を重ねたり、丸めたりして多層化し、一括して減容します。
 「バリ接合」は層間のバリの絡み合いで気泡緩衝材を互いに接合するもので、圧縮前形状へのリバウンド(体積の復元)を抑えます。

 本機はこれら「多層処理」と「バリ接合」の機能により、小型にもかかわらず高い減容効果が得られます。(特許第7023652号)
 但し、気泡緩衝材の材料や構造によっては、「バリ接合」の効果を得られない場合があります。

(3)巻き込み、絡みつきの防止
 剣山型や歯車型の穿孔部を用いて減容装置を製作しようとすると、穿孔部から気泡緩衝材を確実に分離するのはかなり困難です。
 本機は独自の穿孔方法により、確実に気泡緩衝材を分離、排出します。(特開2024-096682)

3.減容実施例
 以下は動画による減容実施例です。
 使用している「プチプチ d37」は川上産業株式会社の製品であり、気泡サイズφ10の最も標準的な製品です。

(1)種々の気泡緩衝材の減容
種々のサイズの気泡緩衝材を減容します。
折る、丸める等して多層化すると「バリ接合」による減容効果が大きくなります。
数枚を重ねて投入しても効果大です。
リサイクルに出す場合は気泡緩衝材の色毎に分けて処理して下さい。
(2)1200mm x 1200mm の気泡緩衝材の減容
1200mm x 1200mm のプチプチ d37 をつぶします。
先端部分を適当に丸めて投入すれば、残る部分は自動的に投入口の幅になって引き込まれます。
(3)長さ 5m(幅1200mm)の気泡緩衝材の減容
長さ 5m(幅1200mm)のプチプチ d37 をつぶします。
先端部分を適当に丸めて投入すれば、残る部分は自動的に投入口の幅になって引き込まれます。

基本的には長さに制限は無く、十分な空間が排出口下部にあれば数十mでも構いません。

4.FAQ
【お問い合わせ先】
 バブルプレスに関しては下記にお気軽にお問い合わせ下さい。
 webmaster@proxi.co.jp
 TEL 055-934-1527
 有限会社 プロエクシィ  担当 小澤

(1)仕様関連
Q1−1
幅1200mmのプチプチでも減容できますか?
A1−1
本機は気泡緩衝材を重ねて一括して減容する、多層処理が可能です。

下の動画「1200 x 600の気泡緩衝材の減容」に示すように先端部を丸めて円筒状にするか、数層に折り畳んで投入する事で減容できます。
 
 1200 x 600の気泡緩衝材の減容
Q1−2
ピロー型の気泡緩衝材も減容できますか?
A1−2
サイズによりますが、投入口に少し強めに押し込めば減容できるものが多いです。
残念ながら投入口に押し込めないサイズのものは減容できません。

参考として下の動画「ピロー型(枕型)気泡緩衝材の減容」をご覧下さい。

ピロー型(枕型)気泡緩衝材の減容
Q1−3
一時期シュレッダによる事故が社会問題になりました。
バブルプレスは安全でしょうか?
A1−3
本機は独自の側面投入型の投入ガイドにより、一般的な大人の手先は減容部に届かないようにしています。(特開2024-096682)
しかし、大人より細い腕や手先を持ち、行動が予測不能な子供に対しては万全とは言い切れません。
本機は業務用としていますので、乳幼児や子供さんは近付けないようにして下さい。
Q1−4
バブルプレスの詳細について知りたいのですが?
A1−4
バブルプレス BPX2330ユーザーズマニュアルをご覧下さい。

(2)一般情報
Q2−1
SDGsに関わるリサイクル、リユース活動とは?
A2−1
ネット上で以下が見られましたので、ご参考迄に。
この様な活動報告は、今後も増えて行くと思われます。
Q2−2
大量処理が必要な事業所では、自社で減容装置を製作している処もあるそうですが?
A2−2
デモに伺うと、かつて自作を試みられたという事業所様は多いです。
しかし、本業を持つ人が限られた時間で片手間で製作しても、十分満足の行く性能の減容装置を実現するのは困難です。
本機のデモをご覧になり、多額の人件費を掛けて自社製作するより、バブルプレスを導入する方が遙かにコスト/パフォーマンスが良い、と結論されるお客様が多いです。
Q2−3
バブルプレスに関連する知財は?
A2−3
現時点で以下があります。
 登録商標 「バブルプレス」(登録番号 第6120898号)
 特許第7023652号 「気泡緩衝材減容装置」
 特開2023-045379 「気泡緩衝材減容装置」(出願のみ)
 特開2024-096682 「気泡緩衝材減容装置」(出願中)
 特願2024-166297 「気泡緩衝材減容装置」(出願中)

(3)受発注関連
Q3−1
デモはできますか?
A3−1
ご希望があればご連絡を下さい。
但し、長距離移動が困難の為、静岡、神奈川、山梨、愛知の各県、又はその近辺に限らせて頂きます。
又、実際に気泡緩衝材の減容現場でデモをさせて頂けるものとします。

減容状態確認の為に、下の動画「600mm x 600mm の気泡緩衝材の減容」 の手順で減容した減容後の気泡緩衝材をお送りする事も可能なので、お気軽にお問い合わせ下さい。

600mm x 600mm の気泡緩衝材の減容
Q3−2
納入実績は?
A3−2
正式販売活動開始から日が浅く、限時点ではまだ多くありませんが、
 大手気泡緩衝材メーカ様
 世界規模の自動車メーカ様
 大手電子部品メーカ様
等、一般的にSDGs活動に熱心な企業様が多いです。
又、実際にデモをご覧になってバブルプレス導入を決定して頂いたケースが多いです。
(公表不許可のお客様もございますので実名表記は控えます)
Q3−3
価格は?
A3−3
申し訳ございませんが、多品種少量発注部品がほとんどの為、発注時期による価格変動が大きく、定価として明示できません。
現時点では受注1台毎に製作するので、印象的には余り安価とはいえないかもしれません。
しかし、大量処理を必要とし、多額の処理費用を必要としていたお客様には、十分元が取れると喜んで頂いております。
Q3−4
納期は?
A3−4
受注から1週間から6週間程度です。
部品の在庫状況によるので、お気軽にお問い合わせ下さい。
Q3−5
購入方法は?
A3−5
基本的には直販なので、お気軽にお問い合わせ下さい。
決済は現金取引のみとさせて頂きます。
なお、取引口座等の制約で商社様を経由される場合も多いです。(当社から商社様へ直販します)
特定の代理店契約先は持たないので、お客様の取引商社様にご相談してみて下さい。
Q3−6
個人での購入は?
A3−6
申し訳ございませんが、基本的にはバブルプレスは業務用であり、安全第一を考慮し子供様の居ない環境で ご使用頂く為に、個人向け販売は辞退させて頂いております。
Q3−7
バブルプレス事業移管先募集とは?
A3−7
バブルプレス事業の一括移管先を募集しております。
当社では困難な、製品の低価格化が可能なメーカ様大歓迎です。

自社製品を持ち、下請け脱却を指向される製造業者様には、ニッチな市場において、コア技術を知財として含むバブルプレス は最適なテーマと思われます。
特に、4〜5年の開発期間を省略し、即製品販売が開始できるのは大きなアドバンテージです。
自社製品化案件としてバブルプレスにご興味を持たれたらお気軽にお問い合わせ下さい。


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 (初版 2024/10/15)

特定商取引に関する法律に基づく表記

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