1.はじめに
一般的には、はんだゴテへのはんだ供給は、はんだゴテを持つ手と反対側の手に糸はんだ(以下はんだ)を持って行ないますが、
その回数が多いと結構煩わしく、こて先が微小で、はんだ量も微量だとさらに煩わしくなります。
はんだ送り機能を持つ「はんだ送りはんだゴテ」も有りますが、表面実装部品の様な細かい作業には向きません。
本稿はL型こて先による「点眼はんだ法」の様な細かい作業にも使える、
手でのはんだ供給を不要にして、作業のストレスを解消する「はんだホルダ」の製作方法を記したものです。
【ご注意】
本稿の記述内容は、筆者、または(有)プロエクシィが安全性や無謬性等を保証するものではありません。
本稿を参考にしてはんだホルダ作成等を行なう場合は、自己責任において行なって下さい。
2.「はんだホルダ」の製作
製作手順
|
「はんだホルダ」の製作 「はんだホルダ」の製作の様子です。 |
3.使用方法
以下は「はんだホルダ」と「L型こて先」の使用方法の動画です。
「はんだホルダ」を用いて、点眼はんだ法
に用いる金メッキ「L型こて先」にはんだを供給しています。
手でのこて先へのはんだ供給を不要にして、作業のストレスを解消します。
|
「はんだホルダ」と「L型こて先」の使用方法 「はんだホルダ」と金メッキ「L型こて先」の使用の様子です。 左手を使わずに右手のこて先にはんだを供給します。 はんだをドーム状にする事で、こて先のはんだ量を容易にコントロールできます。 はんだが載り難くなったら、コピー用紙等で研ぎ、絶対にヤスリや金属ナイフ等で研がないで下さい。 メッキが剥げて、こて先は銅食われで痛みます。 |