SMDクランプPX1810の改造

1005Mチップ部品のクランプを可能にする


【はじめに】
 本ページではチップ部品サイズについて、1005Mは1.0mmx0.5mm、1608Mは1.6mmx0.8mmとして扱います。

 SMDクランプPX1810の対応チップサイズ仕様は1608M以上です。
 これを1005M対応可能とする改造方法をまとめました。

 SMDクランプに直接ヤスリ掛けをするので、失敗すると元に戻せません。
 余り難しい作業ではありませんが、改造は飽く迄も自己責任で行なって下さい。

1.改造方法

改造図
 クランパ先端を0.1mm程度ヤスリで削り落とします。

 残った凹部の深さは約0.2mmになり、1005Mチップ抵抗の厚さ0.35mmより小さいので1005M部品のクランプが可能になります。


2.改造手順
写真
(クリックで拡大)
手     順
ツール写真
@使用ツール
ラジオペンチ(ラジペン)
ヤスリ
作業台(木材の切れ端等ヤスリ掛けの作業台になる物)

何れも周りにある適当な物を使用して下さい。
作業情景写真
Aヤスリ掛け
作業台上にSMDクランプを横たわらせ、ヤスリ掛けし易い様にクランパをラジペンで固定します。
後はクランパ先端をヤスリで0.1mm程度削り落とします。
固定に力を入れ過ぎて、映り込み防止用凸凹を潰さない様に注意して下さい。

途中で実際に基板と1005Mチップ部品でクランプ状況を確認しながら慎重に進めると良いでしょう。
前後比較写真
B改造前後の様子
作業前後の様子です。
1005チップ抵抗クランプ写真
C1005Mチップ抵抗クランプ例
1005Mチップ抵抗をクランプした様子です。
良好にクランプされています。
1608抵抗クランプ写真
D1608Mチップ抵抗クランプ例
削り過ぎなければ1608Mチップ部品もクランプできます。
1608Mチップ抵抗をクランプした様子です。
良好にクランプされています。


 以上 (初版 2021/10/15)

特定商取引に関する法律に基づく表記

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