商品のコスト/パフォーマンスの指標としてのCR4KV

業務に関わる商品の、価値判断の一つの方法

1.CR4KVとは>
 「商品価格をチャージレート4千円で時間換算したコスト/パフォーマンス判定の指標」です。

 具体的にはチャージレートを4000円/時間として、価格/時間換算をし、これを
  CR4KV(Charge_Rate_4000_ yen corresponding Value)
と呼ぶものとします。

2.詳細
 一品物の製作や試作において、趣味であれば人件費は只なので時間が掛かっても、部品コストを抑える事が大事です。
 一方、技術者や研究者の業務では、部品コストより人件費の方が余程高価であり、 工数や工期の削減が重要です。

 試作の場で、通常価格の数倍の少量・短納期の部品ネット販売が多くの技術者に利用されている事でも判ります。

 具体的には、電子回路技術者の平均年収約560万円、年間労働時間2000時間(*1)とすると、2800円/時間。
 その1.5倍が企業としてのチャージレートとすると4200円/時間。
 一般論として、チャージレートを控えめに4000円/時間(66,7円/分)としても差し支え無さそうです。

 これから時間換算のCR4KVは式@、分換算のCR4KVは式Aになります。
CR4KV計算式

 (*1)公式統計ではなく、ネット上の各種民間会社の調査データを見比べての平均的と考えられる値です。

3.CR4KVの応用
 例えば、10万円のディジタルマルチメータ(DMM)のCR4KVは25時間(=10万[円]/4000[円/時間])です。
 技術的に可能としても、精度、較正等も含め業務に使用可能なレベルにするには非常に大きな工数とコストが掛かるので、 DMMを自作するプロはDMM屋さん以外にはまず居ません。

 これは業務用としては CR4KV=25時間 の市販品を購入した方がずっとコスト/パフォーマンスが良いという事です。

 弊社でも業務上必要な器材は、CR4KVに照らし合わせて市販に有れば買った方が安いとの判断で購入します。
 一方、市販に無いが工数削減と品質向上の為に業務上どうしても欲しいという物は、新たに製作します。
 しかし、一品物になるのでコストは高く付きます。

 ここで自社に役立つ物は他所でも役立つだろうと思われる物は製品化します。
 これらは小ロットの為高価な印象があるかもしれませんが(*2)、そのCR4KVと工数削減効果を比較すると、各社(者)が個々に製作するより遙かに安価で、 利用者には大きなメリットがあると思われます。

 弊社の製品がユニークで、同様の製品は市販に見当たらないのが、その様な経緯で作られているからです。

 因に、1枚600円の「研究開発用ユニバーサル基板」のCR4KVは約9分であり、 それを用いた回路製作での数時間の工数削減と品質向上の効果を考慮すると充分にペイするので、プロユースとして強く推奨する所以です。

 なお、例えば以下の様に、CR4KVは逆算しても使えます。
  ●喫煙時間 5分/1本 → 333円 (禁煙手当の付く企業があるそうですが、宜なるかな、...)
  ●迷惑メール仕分け時間 1分/回 → 67円 (回数が増えればやはり「迷惑」ですね)


 (*2)高価になり過ぎないよう開発人権費は殆ど含まないので、むしろ安価というのが実態です。

 (一部改訂 2018/5/19)

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